地デジ放送のダビング10が、いよいよ7月4日の午前4時に開始されます。もっとも最新の機種以外では対応できない場合も多く、2011年対策とあわせて買い替えは考え時です。
また地デジのダビング10は、HDD(ハードディスク)内蔵機器に限られます。DVDレコーダー、テレビ、デジタル放送内蔵のパソコンが対象です。
地デジに代表されるデジタル放送は、高画質高音質が特徴的。従来のアナログ放送に比べると、チャンネルの切りか時間が掛かる以外は、そのメリットは高いものです。
しかし著作権保護の観点から、HDDからDVDやブルーレイなどのメディアへのダビングは1回のみ。そのルールが長く続いていたのです。
いよいよ待望のダビング10(コピー9th)となるわけですが、9回ダビングした後の最後の1回は従来と同じムーブとなります。
つまり今まではHDDからDVDやブルーレイディスクへムーブすると、HDDのデータは消去されていた。今後はこの機能に付随して、9回分のダビングが可能になるということです。
もっともこれから発売される機器であれば問題ありませんが、従来のデジタルレコーダーを所有している人は要注意です。
メーカーにより対応が違うので、同じ時期に発売された機器でもメーカーによってダビング10対応、非対応に分かれてしまうからです。
またソフトは自動にダウンロードできるため、更新するに当たって電源は待機状態にしておく必要があります。電源コードを抜いてしまうと、待機中の操作が出来なくなるからです。
デジタルテレビやレコーダーは、待機中にも電波を受信してバージョンアップをしています。夜中にカチカチと音がするときなどは、そういった操作を待機中に行っています。
ですので所有している機器がデジタル放送のダビング10にアップデート可能ならば、常に使わないときには待機状態にして置いてください。
地デジ放送がコピーを9回取れるようになるのは画期的ですが、ダビングしたDVDやブルーレイは個人で楽しむ範囲に許可されたものです。オークションに出品するなど、販売すると法的処分対象になりますので十分に注意してください。
また現在所有しているデジタル放送受信機が、ダビング10対応かどうかはメーカーのHPやヘルプデスクに確認するようにしましょう。
地デジ放送を楽しむ上で、やはり一番気になるのは録画とダビングです。デジタル放送はHD/SDと呼ばれる高画質が売りなので、まずはHDDに録画することがお勧めです。
最もハードディスクがクラッシュしてしまえば、折角録画をしてもデータが消えてしまいます。そうなるとDVDへデータをダビングしたいところですが、実は注意が必要です。
それは現在の地上デジタル放送の場合、コピーワンスと呼ばれるCGMSがネックになるからです。この仕組みはコピーの回数を制限でき、現在は著作権保護から一度だけしかダビングできません。
しかも地上デジタル放送のダビング1回規制は、HDD⇒DVDへ情報が移動するとHDDから情報が削除されてしまいます。
つまり今までのアナログ放送と違って、地上デジタル放送では一度データをDVDに移すと、HDDから録画した情報が消えてしまうのです。
しかもDVDはDVD-R、DVD-RW、DVD-RAMといった種類に関わらず、最高画質でもXP画質です。ですからHD/SDで受信できても、DVDにデータをムーブすることで画質が落ちてしまいます。
またDVDはXP画質だと60分しか記録できないので、120分で録画するためには標準画質のSPにまで画質を落とす必要があります。
またDVD-Rを利用する場合は、CPRM対応でビデオ用のディスクが必要です。間違えてパソコンコーナーで売られている、データ用のDVD-Rディスクを買わないように注意が必要です。
この画質劣化を防ぐためには、HDDVDかブルーレイのレコーダーとディスクが必要になってきます。ただし現状ではまだ価格が高く、規格統一への不安などもある状況です。
もっとも放送局側が、今後は録画した放送のダビングをコピーナインス等の、複数回ダビング可能な方式に変える事を検討しています。
2011年のアナログ放送終了に向けて、地上デジタル放送はまだまだ制度の見直しも必要な状況。現在レコーダー購入を検討中の人にとっては、買い時が非常に難しいといえそうです。
もっとも現在放送中の地デジ番組が再放送されるとは限りませんから、今のうちに購入しておいても損はないとは思います。
地デジ放送の美しい画像は、いつまでも残して置きたくなるもの。録画とダビングの方法がもっと自由になってくれれば、さらに地上デジタル放送の持つ意味が大きくなると言えそうです。
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